「ピザで文化を伝えたい」
というご相談でした。

「ピザを通じて、サブカルチャーやポップアートといった、まちを面白くする文化を伝えたい。そして若い世代には、自分らしく自由に発想することに自信を持ってもらいたい」というのが、依頼主の想いでした。それは古い価値観にとらわれることに対する強いアンチテーゼでもありました。生活考案室は、その強烈な想いから生まれるこの店そのものがメッセージであると考え、突出した個性の表現としての店づくりをめざしました。誕生したのは、均一的なまちの風景にやすやすとは溶け込まない、独特の存在感を放つピッツェリアでした。

こうしてできたこの店は、数多くの個性的なお客さんを呼び寄せています。