• 2024.10.18

    移住相談室を開催します。

    生活考案室分室_移住相談室 @D’harvest Walk Fest:
    11月2日[土] 11:00-16:00   | 特設サイトはこちらから |

    11月2日/土曜日、那須塩原駅前にて那須の食と文化を堪能するイベント「D’harvest Walk Fest /ダーベストウォークフェスト」が開催されます。
    那須の食を中心に70店舗が集まり、各界著名人による那須を考えるトークショーや子供向けワークショップ等、黒磯・那須エリアの可能性や魅力に触れる良い機会となっています。
    那須塩原市主催のイベントは、今後大きく姿を変える那須塩原駅周辺まちづくりの一環として、新しい駅前エリアのあるべき姿を検証する社会実験を兼ねています。

    私たち生活考案室は今回、分室「移住相談室」として参加します。
    当日は黒磯・那須エリアの魅力に触れられるイベントを楽しみながら、検索では決して得られない、地元ならではの情報等、無料にて移住に関する様々な相談が可能です。
    移住を具体的に検討されている方は勿論、興味が湧き始めた方まで、「移住の現在」を知る良い機会となっていますので、気軽に来訪ください。

    日時: 2024年11月2日[土曜日] 11:00 – 16:00
    場所: JR 那須塩原駅西口

    対象:
    ・移住に興味を持ち始め、様々な情報を知りたい方
    ・移住を考え始め、エリアの空気感や土地建物の予算、補助金の公的サポート等の情報を得たい方
    ・移住を具体的に検討しており、実際の物件案内や先住者との話を希望する方
    ・その他/商業建築やリノベーション、土地情報等、移住以外の相談をしたい方

    ポイント:
    移住後の新しいくらしを見据えながらサポートをします
    行政等が行う一般的なサポートとは異なる、新しい視点で移住をサポートします
    ・黒磯・那須エリアの実績が多数あります
    ・他とは異なる視点でエリアの魅力を紹介します
    ・理想のくらしを実現する土地の選び方をアドバイスします
    ・不動産会社やサイトには流通していない、特別な不動産情報を提供します
    ・地元ならではの幅広い交流から、地域と移住者を繋げます
    ・移住者のコミュニティを紹介します
    ・行政サポートの種類と内容を説明しています

    予約: 予約制ではありませんが、予約は可能です
    希望される方はフォームより問合せください

    その他:
    ・事前や個別、当日都合が合わない方の相談にもお応えしますので、気軽にお問合せください
    ・D’harvest Walk Festについての情報はこちらで紹介されています:

    お知らせ

  • 2022.12.26

    Luis Barragan

    メキシコを代表する建築家ルイス・バラガンは建築について素晴らしい言葉を残しています。
    今回はその中の幾つかを紹介したいと思います。

    “I believe in an emotional architecture.
    It is very important for humankind that architecture should move by its beauty”

    “私は感情的建築というものを信じています。
    人間にとって、建築がその美しさにより心を動かすものであることが非常に大切なのです。”

    “The Art of Seeing. It is essential to an architect to know how to see: I mean, to see in such a way that the vision is not overpowered by rational analysis.”

    “建築家にとって、ものの見方を知ることは極めて重要です。
    つまり、視覚が理性的な分析に圧倒されてはならないということです。”

    私たちは彼の作品や言葉を忘れてはならない大切なものとして、日々考案にあたっています。

    日々の考案

  • 2021.12.20

    On design

    先日、古い資料に目を通していた所、ドイツのデザイナー、
    ディーター・ラムスの言葉に目が止まりましたので、
    紹介したいと思います。

    The Ten Commandments on Design
    良いデザインの10ヵ条 [抜粋]

    1. Innovative.
    良いデザインは、革新的である。
    既存製品の形を真似るものでもなく
    単に新奇性のための新奇性を生み出すのでもない。

    2. Useful.
    良いデザインは、製品を有用にする。
    製品は使われるために買われる。
    それは、明確な目的を果たさなければならない。

    3. Aesthetic.
    良いデザインは、美的である。
    製品の審美的側面は、製品の有用性と不可分である。
    なぜなら、毎日使う製品は、私達の快適な暮らしを左右するからだ。
    しかし、美しさを持ちうるのは、うまく考えられたものだけだ。

    4. Understandable.
    良いデザインは、製品を分かりやすくする。
    さらに良いのは、製品自体に語らせることができる。

    5. Unobtrusive.
    良いデザインは、押し付けがましくない。
    目的を果たす製品は、道具のようなもの。
    装飾品でも芸術品でもない。
    したがって、そのデザインは中立的で控えめで
    使用者に自己表現の余地を残すものであるべきだ。

    6. Honest.
    良いデザインは、誠実である。
    良いデザインは、実際以上に製品を革新的に強力に、
    あるいは価値がありそうに仕立て上げない。
    守れない約束で消費者を操作しようとしない。

    7. Longevity.
    良いデザインは、恒久的である。
    短期間のうちに時代遅れとなってしまう流行を追わない。
    良いデザインは今日の使い捨て社会における
    短命のつまらないものとは大いに異なる。

    8. Consequent down to the last detail.
    良いデザインは、あらゆる細部まで一貫している。
    何も曖昧であってはならない。
    デザインプロセスにおける徹底と正確性はユ−ザ−への敬意を表す。

    9. Environmentally friendly.
    良いデザインは、環境に優しい。
    デザインは、安定した環境と分別ある原材料の使い方に
    貢献するものでなけれはならない。
    これには、現実の汚染だけでなく視覚公害と破壊も含まれる。

    10. As little design as possible.
    良いデザインは、出来るだけ少なく。
    少ない方がよい。
    なぜなら、本質的な点に集中出来、重要でないものに悩まなくて済む。

    日々の考案

  • 2020.12.10

    明日のすまい。

    今再び、私たちは自らと家族について考える状況に置かれています。多くの社会学者は口をそろえて社会は今後大きく変容し、それにともない私たちのくらしも大きく変わると発言しています。現在の災禍によって、私たちが先送りしてきた問題が顕在化され、本当に向き合わなければならない時代が訪れたのかもしれません。この時を私たちが生きる上で大切にしなければならない普遍的な価値を見出す機会として捉える積極性が必要なのではないでしょうか。

    来たる明日へ備えて_

    New to Next “新しい日常”から“次の日常”へ
    今回の災禍により、凡そこれまでの日常には戻れないとされています。これから始まる「新しい日常」からその次を見極め、意識の改革を始めましょう。

    Next Life これからのくらし
    これまで多忙から人生と向き合う時間をあまり持てなかった私たちですが、自宅で過ごさなければならない時間が増えたことにより、奇しくもそれを手にすることが出来ました。これからどの様にくらして行けば良いか。本当に大切なものは何なのか。生活環境やくらし方、家族とつながり方、ストレスへの対応等、考えなければならないことがらは多岐に亘ります。

    Next Work これからの仕事
    「労働の主体が対象のうちに自己を外化したとき、その主体は自分の持っていた可能性の、少なくとも一部を現実化する。」とドイツの哲学者ヘーゲルは述べています。つまり労働とは自己実現の手段であり、人は働くことによって自分が何者であるかを自覚するという意味です。これまで当たり前の様に職場に通勤し、対面で打合せや会議を行っていた私たちが、物理的移動や接触を伴わない労働が標準となる環境の内で労働の目的や意味をどの様に刷新すれば良いか、解答を見出さなければなりません。

    Next Society これからの社会
    今回の災禍によって、国や社会の有する問題対応及び解決能力があらためて問われています。これら能力には発想力や創造性が必要であり、この欠如が今回の社会的混乱を招いたといっても過言ではありません。開放性、多様性、受容性を問題解決の中心に据え、個人、組織、自治体、国といった社会を形成する様々な単位を硬直化している現状から柔軟なものへと刷新して行かなくてはなりません。そのひとつとして、SDGsへの取組みも含まれることでしょう。

    価値観 Valuation
    「近づくな」、「触れるな」、「他も自らも疑え」という現在の状況は、これまで私たちが理想としていた“共生”という価値観の対極にあります。
    災禍により失われた、これら人間性に係る重要な要素を取戻す為には先ず「人を信じる姿勢」が必要とされるでしょう。

    コミュニケーション Communication
    リスクヘッジの観点から地方居住、在宅勤務・学習、EC、遠隔医療が促進され、これによりコミュニケーションのかたちが大きく変化して行くとされています。5G等、テクノロジーの進化によりオンラインコミュニケーションが円滑化される程、対面してコミュニケーションを取ることが非効率と判断され、人と会う事が難しくなって行くという、大きな副作用が懸念されています。

    居住地 Location
    かつてアメリカの都市経済学者リチャード・フロリダは都市の創造性とその重要性を説いていましたが、今回の災禍により、都市を新たな価値観で考えて行く必要性が生じています。これまで都市は地方との優位性ばかり着目されてきましたが、今後は都市生活がもたらすリスクや環境に与える負荷等、弊害についても目を配らせなくてはならなくなりました。

    日々の考案